◆レーベル/品番
TempleATS records
発売日 : 2018年9月12日
アーティスト : 志人/玉兎
タイトル : 映世観-うつせみ-
レーベル : TempleATS records
品番 : TATS-024
定価(税抜) : 2,500円
フォーマット : CD
「映世観-うつせみ-」ご予約・ご注文特典 (写真:4)
オリジナルポストカードとカード裏面に記された特設ページへの招待状を封入。
制作秘話やロングインタビュー、未公開音源の視聴など、ここでしか垣間見る事の出来ない情報がPOSTされて行きます。
不定期更新ではあるが、色々な情報を掲載予定。
◆収録曲
01.「透明鞦韆 -Transparent Swing-」 produced by dj ao
02.「門外不出 -Barricaded Suspect-」 produced by dj ao
03.「線香花火 -Short lived-」 produced by dj ao
04.「納涼祭後 -After the Fireworks Display-」 produced by dj ao
05.「幽体離脱 -Astral Projection- 」 produced by kazuma shiraki
06.「深夜空路 -MidnightSkyHighway- 」 produced by ONTODA
07.「田海金河 – Sea of Rice Fields – 」 produced by ONTODA
08.「門外不出 -Barricaded Suspect-“ドアが開けられない” ver 」 produced by dj ao
09.「線香花火 -Short lived- instrumental 」 produced by dj ao
10.「深夜空路 -MidnightSkyHighway- instrumental 」 produced by ONTODA
11.「幽体離脱 -Astral Projection- instrumental 」 produced by kazuma shiraki
12.「遊影投写 -Move your shade to vast sky- 」 feat Kids and Insects produced by dj ao
All lyrics written by 志人/玉兎
◆説明
心身を焼き尽くすかの様な酷暑日が続く異常気象、2018年の夏の真っ只中に造られた本作品「映世観-うつせみ-」。
そのタイトル名通り、淡く儚くも色濃く残されたひと夏の想い出が永遠に香る一通の便りが届いた。
「Heaven`s恋文」「EuHaereIaOe?/てけてんすくてれすくてんすくす ep」を経て志人/玉兎名義での発表となる本作品は、少年時代の記憶を彷彿させる懐かしさを孕んだ青写真の音源記録集である。
志人/玉兎と素晴らしき音楽家達 dj ao/kazuma shiraki/ONTODA との共作作品をはじめinstrumentalや特別バージョンの楽曲を含めた全12曲収録。
今回の作画はアルバムジャケット/歌詞カード挿絵/CD盤面、全編に渡り志人自身による作画。
志人の作画は「降神/降神」の1stアルバムの盤面の絵、特典CD-Rの「回想」以来の作画となる。
絵に施されたごく限られた色彩は、絵の具ではなく全て「夏の草花」をすりつぶし、指先で押して色を出した配色である。
本アルバムを自身で聞き込みながら描かれた絵は、アルバムの世界観と偶然のシンクロを産んでいる。
「うつせみ」とは、蝉の抜け殻、空蝉であり、比喩的には、この世はたよりなく儚いと言う意味合いもある。
又、「写せ身」ともとれ、空へ映し出す自影投射遊び、所謂「かげおくり」遊びの意味合いも孕む。
現世で生きる人間の形「現し身-うつしみ」とその抜け殻/分身に残された魂の物語。
貝殻,卵の殻,自ら作った殻,それを背負い、時に「殻」から抜け出し、「空-カラ-」になった分身が離脱した自分自身を見つめ直す。
そんな魂の会話が記録された作品となっている。
タイトルには志人/玉兎が独創した”映世観”という造漢字があてられている。
素晴らしい音楽家達に支えられ出来上がった本作品「映世観-うつせみ-」
いつでも取り出して聴くことができる一夏の淡く儚い想い出を永遠のものとさせてくれる名作アルバム。
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dj ao [アオ]
「透明鞦韆」,「門外不出」,「線香花火」,「納涼祭後」,「門外不出 -barricaded suspect-“ドアが開けられない” ver」,「遊影投写」等で多数trackを提供しているdj aoの深層深淵世界サウンドアートはアルバム全体の持つ世界観の基軸を担っている。
心の琴線に触れるノイズと絶妙なメロディーセンス、志人/玉兎の歌詞世界を包み込む様なビートメイキングはお互いの処女作とは思えない融合っぷりを魅せてくれる。
ONTODA [オントダ]
前作「位相空間EP」でもその独特な世界観と志人のリリック世界との抜群の相性を魅せたONTODAによるアナログ音質のサウンドアートは今作でも遺憾なくその作曲家としての才能を発揮している。
今の現代音楽家が忘れてしまった大切な部分をONTODAは記憶の再生装置を押す様なアナログレコードノイズと共に音楽で我々に教えてくれる。
kazuma shiraki [カズマ シラキ]
なのるなもない「Melhentrips」収録の「許されぬフルーツ」でも楽曲をKazuma名義で提供していたKazuma Shirakiによる幻の名曲「幽体離脱」は、世界中に溢れるアンビエントミュージック史上後世に語り継がれるであろう音楽の源流に触れることが出来る素晴らしい作品だ。
Kids and Insects [キッズ&インセクツ]
Kids and Insects(子供と昆虫)は、里山の風景に溶け合う倍音と活気。
「映世観-うつせみ-」に透明な生命色を添えている。
志人 [シビット]
詩人/作家/作詩家
独自の日本語表現の探求により-ことば-に秘められた全く新しい可能性を示す
-ことばの職人-
京都国際舞台芸術祭 2016 では松本雄吉(維新派・演出)内橋和久(音楽・演奏)『PORTAL』の舞台にて主演を担う。
音楽表現のみならず舞台芸術、古典芸能の分野でも活躍する国内外から注目を集める表現者。
<過去の主な共演者(順不同)>
スガダイロートリオ、谷川俊太郎、KID KOALA、DJ Q-BERT、DJ KRUSH、こだま和文、DJ KENSEI、DUBMASTER X、鈴木勲、詩人・長沢哲夫、近藤等則(敬称略)、他数々の表現者との共演を経験。